インビザラインは、ワイヤーやブラケットを使わずに、
少しずつ形を変えたマウスピースを装着することで歯を動かしていく方法です。
マウスピース型矯正装置は、目立たない、取り外しができる、
痛みが少ないなどの多くのメリットがあります。
初診の患者様はまず気になる所やご希望をお聞きします。次にお口の中を拝見して簡単な記録をおとりし、必要な場合レントゲン写真を1〜2枚おとりします。その上で患者様の抱えている問題点とそれらの解決のためのおおまかな治療方針、装置、期間、費用などの概略をご説明します。所要時間は30〜60分が目安となります。
診断に必要な資料として歯型、口腔写真、顔面写真、レントゲン写真をとり、咬み合わせをチェックします。すべて永久歯に交換済みの患者様は、顎関節の位置のズレや動き等の検査が必要な場合もあります。また、虫歯や歯周病の有無についても調べ、処置が必要な場合にはかかりつけの歯科医師や専門医に治療を依頼します。
iTeroスキャニングによりインビザライン作製用の歯型をお採りします。スキャニングしたインビザライン作製用の歯型はその場で確認できます。
iTeroスキャニングデータやレントゲン、口腔内写真のデータをもとにインビザライン治療計画のための3Dシミュレーションが作られます。そのデータを元に、治療計画を作成します。装置期間、費用等をご説明し、治療計画書をお渡しします。必ず患者様に納得いただいた上で治療の準備にとりかかります。
インビザライン作製用のスキャニングを行ってからインビザラインがクリニックに届くまで、およそ1ヶ月〜1ヶ月半かかります。マウスピース(アライナー)が届いたら、取り外しの練習と使用方法、注意事項のご説明をして、アライナーをお渡しします。
1〜3ヶ月に1度来院していただきます。(必ず、アライナーを装着した状態で来院してください。)インビザラインの適合状態や歯の動き・歯並びの変化などを確認しています。(診察内容により来院の頻度は異なります)
かみ合わせの確認や、シミュレーション画像と実際の歯の動きの比較を行い、微調整(リファイメント)が必要な場合は、インビザラインの歯型をスキャニングを再度行います。アライナーを作成して治療を継続致します。
インビザライン矯正治療後は、歯並びが元に戻らないように保定を行います。保定の期間は、矯正治療を行った期間と同じ期間は必要になります。(治療内容により異なります)これは、歯を動かした後でも、歯の周りの組織が安定するまでに時間がかかるためや、かみ合わせの力によって、歯並びが崩れてしまうのを防ぐために、必要な期間になります。
金属ワイヤーとブラケットによる矯正装置とは違い、透明なマウスピースのため、目立たず周囲から気づかれにくいです。
食事や歯磨きの時は、矯正装置を取り外すことができます。従来のワイヤー矯正であれば長い時間をかけ細かい歯磨きが必要だったのですが、普通のの歯磨きで十分衛生的なコントロールが可能です。
金属ワイヤーとブラケットのような装置自体の異物感が少なく、話しづらいかったり、口の粘膜に傷ができるなどの不快症状がありません。
弱い力で歯を優しく動かすため、痛みが出にくいです。ワイヤー矯正のような強い痛みがありません。
マウスピース矯正は装置が取り外せることが大きなメリットですが、簡単に装置が取り外せるため、患者さんが決められた時間装置を付けなければ歯は動きません。
患者さんの歯並びや口腔内の状況など場合によってはマウスピース矯正で治療できないことがあります。すべてのケースで対応できる治療ではありません。
※0期治療・1期治療の方は3,000円(税別)になります。